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2010年04月12日

歌ごえはこころの旅 ロシア民謡歌曲編

NO70  「我等の仲間」  作詞ダンツキェラー・ドレェバ  作曲ブランデル  訳詩関 鑑子
   第二次大戦はそれに参戦した国のすべてに莫大な負債をおいました。 それはお金だけでなく産業から文化まで そのためそれぞれの国はその建て直しに必死に取り組みました。  なかでもソヴィエトは破綻寸前、そこで政府は道路を整備し工場を建て、田畑を開墾していき、その中で働く人たちを鼓舞する目的で、作詞家や作曲家も総動員して楽曲を作らせ、それらを現場へ、その一つがこの 「我等の仲間」 です。  工場労働者の中に楽器の弾ける者を派遣して歌を教え、それをまた別の工場へと広げていきました。  この 「我等の仲間」 の作詞者 「ドレェバ」 のことは判っていませんが、作曲の 「ブランデル」 は 「カチューシャ」 「バルカンの星の下に」 などを作っています。   歌は軽快な二拍子でとても楽しく歌えます。 みなさんもぜひ大きな声で歌ってください。  大島手(チョキ)
                                                                                                                                  
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歌ごえはこころの旅 ロシア民謡歌曲編

NO69  「ワーシャ・ワシリョーク」  作詞アルイモフ  作曲ノビコフ  訳詩合唱団白樺
   第二次世界大戦も終わりに近づいていた1942年、ソヴィエト映画 「前線の音楽会」 の挿入歌として発表されました。  映画は、故郷を離れて戦地に着いた新兵の 「ワーシャ」 は 故郷に残した恋人に手紙を書くが、恋人からは一通の返事が来なくて嘆き悲しむ 「ワーシャ」 を 戦友たちが慰め励まします。  原詩は  どうしたワーシャ なんで元気がないんだ 頭を垂れて 瞳は濁ごってしまって しかめ面でふさぎこんで 勇んで戦いに一緒に出てきた戦友じゃないか 何があったか聞かせてくれよ ワーシャ・ワシリョーク  おい いい男 おいワーシャ・ワシリョーク 兵士に裏表なし正直に行こう 不運なんて 嘆くものじゃない いつ何が起きたとしても 気落ちなんかしちゃダメ いつ何が起きたとしても 気落ちなんかしちゃダメ 》 と みんなで歌って 「ワーシャ」 を励ましています。  「合唱団白樺」 の訳詩は原詩に近いことが判りましたね、今度の歌ごえで歌いたいと思います。  大島手(チョキ)
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歌ごえはこころの旅 ロシア民謡歌曲編

NO68  「私の焚火」  ロシア民謡  訳詩楽団カチューシャ
   若者は 自分の家の庭か あるいは近くの広場で一人焚火をしている、いつのことだったろうかジプシー娘との短い恋を偲びながら歌っています。  シャンソンやロシア民謡・歌曲のなかにジプシーを歌うことがままあります。 私たちもなんとなくジプシーのことを知っていると思っていますが実は何にも知りません。 ジプシーとはどんな民族なのでしょう?  元はインド西部にすむ人々だったようですが、食べ物や豊かな土地を求めて西へ西へと流れて行きエジプトへ、今度は北へ移動して行きました。  彼らの呼び名を エジプトから来た人 「エジプシャン」 の頭音が消失して、ジプシーと呼ばれるようになったと言われています。  しかし国によって呼び名が違います。 フランス (ジタン・ボヘミアン) イギリス (ジプシー) イタリア (ジターノ・ズインガロ) ドイツ (ツィゴイナー) などです。 さて歌詩は 《 夜霧にまたたき もえる焚火よ 想い出しのびて われは佇む 想い出しのびて われは佇む 》   大島手(チョキ)
  
  
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