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2010年02月13日

歌ごえはこころの旅 カンツォーネ編

NO  8   「遥かなるサンタ・ルチア」  作詞・曲E・A・マリオ   訳詩徳永 政太郎
   ナポリは地中海のティルニア海に面したイタリア南部最大の街、観光港の西側に地元の船を繋留する港があります。 その港から沖へ東前方にはあの有名な 「ヴェスヴィオス山」 が雲をたなびかせています。 太陽が地中海を照らしながら沈んで行くころ美しいナポリの港を離れ舟出した男は、ナポリの港の灯りを見ながら歌っています。 「徳永」さんの詩はこんなイメージから詩を書かれたように思います 《 遠いところへ 舟出のときにゃ 舟で歌うナポリターナ 歌ううちには 港は消えて 月の光に遠くナポリが見える サンタ・ルチア 別れのそのさびしさ 幸を求めて 舟出はしても ナポリの月を 遥かに見る悲しさ ・・・ 》  
      原詩は 《 舟が出る 遠い遥かな海に向けて ふなべりでナポリ人たちが歌っている 彼らが歌っている間に 湾はすでに見えなくなり 海の上に上った月の光が ナポリを かすかに照らし出す 》  港をでた舟には複数の舟人が乗りナポリを偲んで歌っています。 語るように   静かに ・・・   「遥かなるサンタ・ルチア」 は、1919年 「E・A・マリオ」 が作詞作曲して 「ビエディグロッタ音楽祭」 で歌い優勝した歌です。 地元で 「サンタ・ルチア」 といえばこの歌のことナポリを代表するナポリターナです。 「遥かなるサンタ・ルチア」 は日本語詩も原詩もそれぞれの思いを伝えています。  大島

            
                               
posted by たかピー at 18:30| 大阪 ☀| Comment(0) | カンツォーネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歌ごえはこころの旅 カンツォーネ編

NO 7   「ケ・サラ」  作詞・曲F ・ミグリアッチ    T ・フォンタナ    C・ペス  訳詩岩谷 時子
   「ケ・セラ・セラ」 と違いフォーク調のメロディーの中に哀愁を含んだ 「ケ・サラ」 は、1971年プエルトリコの盲目の歌手 「ホセ・フェレシアーノ」 がギターを手に歌い絶賛を浴びた名曲です。 「ケ・サラ」 とは、なるようになるさとか、なんとかなるさの意味、なげやりではなく自分たちではもうどうしょうもないときに言うそうです。 同じ1971年イタリアの音楽グループ 「リッキ・エ・ポーヴェリ」 が第20回サンレモ音楽祭で 「ケ・サラ」 を歌い世界中へ広がりました。  日本では 「岩谷時子」 さんの訳詩 《 平和で美しい国 信じ合える人ばかり だけど明日は どうなることやら 分かりはしないさ ケサラ ケサラ ケサラ 僕たちの人生は 階段を手探りで歩くようなものさ エサラ サラケル ケサラ 》 で 「越路吹雪」 さん 「岸 洋子」 さんらが歌い、また歌声喫茶をはじめ全国で歌われるようになり広まっていきましたが、何故かメジャーにはなれませんでした。  昭和40年の中頃からフォークソング・カラオケの台頭などの理由で、歌声喫茶は一軒また一軒と店を閉めてゆきました。  それから30年ごろから全国各地に歌ごえが甦り、その中で再び歌われ始めています。 ケ・サラ ケ・サラ ケ・サラ 私たちの人生は ・・・ と  大島
                                                                                                                                        
  
posted by たかピー at 09:32| 大阪 ☁| Comment(0) | カンツォーネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

歌ごえはこころの旅 カンツォーネ編

NO 6  「アリヴェデルチ・ローマ」  作詞ピエトロ・ガリネイ  作曲レナート・ラッシェル
   作曲家で歌手でもある 「ラッシェル」 が1945年に発表した 「アリヴェデルチ・ローマ」 はイタリア語で 「さようならローマ、またね」 の意味です。 今ではローマ市のイメージソングの役割をはたしていますが、爽やかで清々しい歌は世界の有名歌手やオーケストラなども演奏しています。 歌の前半は、 もの静かな庭で もの思うときに 空の月影と ともしびは夜空にゆれる ・・・ までは語るように歌い アリヴェデルチ・ローマからは、バラードのように歌い、後半は軽やかなリズムにのって朗々と歌い上げる  と僕の愛読書に書いていました。  歌詞の中に、アリヴェデルチ(イタリア語) グッド・バイ(英語) オール・ボア(フランス語) とそれぞれの言葉でさようならを言っています。 これらの言葉は世界共通語、世界の人にまた来てねと、日本では宝塚のレビューにも使われたり、岸 洋子さん・石原裕次郎さんらが歌っていました。 とても素敵でおしゃれな歌です。 みなさんも覚えてください。  大島
                      
                                                                                
posted by たかピー at 20:36| 大阪 ☁| Comment(0) | カンツォーネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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