ようこそ歌ごえサロンへ!歌ごえメンバーの「仲間の輪」ブログ

2010年06月19日

歌ごえはこころの旅 世界の歌編

NO130  「暗路 やみじ」  作曲W・T・ライトン  作詞近藤 朔風
   この「暗路」の元歌は、イギリスの 「W・Y・ライトン」 さんが 「S・Eカーペンター」 の詩に曲を付け、日本には1909年明治42年女性唱歌に発表されました。  堀内敬三さんが書かれたほととぎすの題名は多くの方が知っておられることと思いますが「犬童珠渓」さんも秋夜懐友(しゅうやかいゆう )の題名で詩を書かれています。 原詩を紹介します 『 bright Smile haunts slill 』 《 私たちが離れ離れになってから 幾年すぎたことだろうか 私はそのとき感じた もう再び会えないかもしれないと だから私は忘れようと他のことに夢中になった しかしそれは無駄なことだった なぜなら あの人の声は風にただよい 私の心の中にいつも根ざしているから ・・・ 》 と格調高い愛の歌になっています。  私たちは おぐらき夜半を ひとりゆけば 雲よりしばし 月はもれて 一声いずこ 鳴くほととぎす 姿消えぬ 夢かとばかり なおもゆけば またも行くてに やみはおりぬ  と格調高い近藤朔風さんの詩のほうで歌っています。  大島かわいい
                                                
  
  
posted by たかピー at 09:08| 大阪 ☔| Comment(0) | 世界の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

歌ごえはこころの旅 世界の歌編

NO129  「牧師と奴隷」  黒人霊歌
    黒人霊歌と紹介されてきましたが、作詞ジョー・ヒル 作曲J・P・ウエブスターだと言うことが判っています。 そして日本語訳は藤崎健一さん、作詞のジョー・ヒルは 「ケ・サラ」 の作曲家としても有名な方、スエーデン生まれのアメリカ放浪詩人、そのジョーさんは アメリカの人種差別を批判して、無実の罪で投獄ついには処刑されてしまいました。 チリのヴィクトル・ハラもベトナムのゲン・バン・チョイも権力をもった人たちに不当に逮捕され殺されましたが、彼らが伝えた言葉は決して忘れ去られることはありません。 アメリカの黒人指導者マルチン・ルーサー・キング牧師は、人種差別に反対し有色人種への公民権を要求して39歳のとき暗殺されています。  さて この 「牧師と奴隷」 は、「歌ごえはこころの旅・世界の歌NO118  空を見上げて」 でもふれましたように、企業家や地主たちは、黒人奴隷の抵抗や反抗を起こさせないために、宗教 キリスト教を広めていきました。 この世の苦しみはあの世で救われる、だからおまえたちは我慢しなさい 牧師がおごそかに 天国を語るとき 俺達は腹が減る そこで牧師が猫なで声で お待ちもうすぐだ 天国へ行く日が来る 働けがまんせ 死んだらあの世で食べれる 》  と歌っています。  大島かわいい
                                                                           
posted by たかピー at 23:00| 大阪 ☔| Comment(0) | 世界の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歌ごえはこころの旅 世界の歌編

NO128  「花はどこへ行った」  作詞・作曲B・シーガー  訳詩O・たかし&Y・かずみ
   ベトナム戦争は1960年から1975年ものあいだ戦われ、敗色濃いアメリカは 非人間的兵器ばら撒きその上核兵器まで使う寸前までいきました。 両軍の軍人と民間人合わせて800万人もの人々が亡くなったり行方不明になった戦争はアメリカの威信をかけ、ベトナムは独立と民族統一をかけた戦争でした。 世界で一番有名な反戦歌 「花はどこへ行った」 Where have all Flowers gone ? は、このベトナム戦争に反対していたビート・シーガーさんが作り、フォークグループ ウイバーズ で歌い、またポール&マリーが歌い継ぎました。 野に咲く花はどこへ行く 野に咲く花は清らか 野に咲く花は少女の胸に そっとやさしくいだかれる 》  アメリカ軍の戦死者の数は、第二次世界大戦の戦死者よりも多かったためアメリカ国内では、当初とは違いベトナム戦争反対の声が大きくなり 「花はどこへ行った」 の歌とともにアメリカから世界中に広がって行きました。 大島かわいい
            
                                                          
  
  
posted by たかピー at 09:22| 大阪 ☁| Comment(0) | 世界の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする