この「暗路」の元歌は、イギリスの 「W・Y・ライトン」 さんが 「S・Eカーペンター」 の詩に曲を付け、日本には1909年明治42年女性唱歌に発表されました。 堀内敬三さんが書かれたほととぎすの題名は多くの方が知っておられることと思いますが「犬童珠渓」さんも秋夜懐友(しゅうやかいゆう )の題名で詩を書かれています。 原詩を紹介します 『 bright Smile haunts slill 』 《 私たちが離れ離れになってから 幾年すぎたことだろうか 私はそのとき感じた もう再び会えないかもしれないと だから私は忘れようと他のことに夢中になった しかしそれは無駄なことだった なぜなら あの人の声は風にただよい 私の心の中にいつも根ざしているから ・・・ 》 と格調高い愛の歌になっています。 私たちは 《 おぐらき夜半を ひとりゆけば 雲よりしばし 月はもれて 一声いずこ 鳴くほととぎす 姿消えぬ 夢かとばかり なおもゆけば またも行くてに やみはおりぬ 》 と格調高い近藤朔風さんの詩のほうで歌っています。 大島
