ようこそ歌ごえサロンへ!歌ごえメンバーの「仲間の輪」ブログ

2011年01月17日

歌ごえはこころの旅 日本の旅編

NO208  「Love  and  Peace」  作詞・作曲きむら いずみ
 副題に「私たちは歌いつづける」と付いたこの「ラブ・アンド・ピース」はどんな背景でうまれたのでしょうか、それは今から8年前の2003年、山形の平和コンサートの実行委員長を14年にも亘って務められた山形大学の名誉教授だった「高橋 幹彦」さんに感謝する会が開かれました。 当時山形センターの事務局長をしていた「きむらいずみ」さんが平和コンサートに参加されている人々の平和への思いとアメリカが準備を進めていたイラクへの戦争に反対する世界の人々の思いが胸にこみ上げてきてこの歌をつくられました。
 平和を希求する運動はさまざまな形で世界でそして日本でも取り組まれています。歌声もその一つです、平和であるからこそ歌うことができます。1984年山形市も平和都市宣言した翌年から山形平和コンサートが開かれるようになりました。
『 まぶしい朝の 光をあびて 風にゆれてる 名もない草たち 耳をすませば 聞こえてくるでしょう 小鳥たちのさえずり ラブ アンド ピース 小鳥たちは 歌いつづける ラブ アンド ピース 今日を生きてる喜び 』 いつになったら戦争のない世界平和な世界になるのでしょうか、一日も早くそうなってほしいと思います。  大島  
 
posted by たかピー at 14:32| 大阪 ☀| Comment(0) | 日本の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

歌ごえはこころの旅 日本の歌編

NO207  「わらぐつの歌」  作詞門倉 さとし  作曲寺原 伸夫
    「門倉」さんの詩は一貫して人生は素晴らしい、その人生を楽しいものに、と詩い続けてこられました。 「門倉」さんは、三井三池炭鉱の争議に中で、「荒木 栄」さん「森田やえ子」さんらと交流がありました。 この「わらぐつの歌」は「門倉」さんの生まれ故郷の思い出を詩われたものと思います 『 わらぐつは わらぐつは よなべの よなべの子守歌 歌ってたたいて母さんが 作ってくれた 雪の夜 』 なんだか「窪田 聡」さんの「母さんの歌」によく似た感じの歌ですが、「寺原」さんのメロディーとマッチしてほのぼのとした歌になっています。  「門倉」さんは、「たんぽぽ」「青春」などを作詞され、「寺原」さんは「手のひらの歌」を作曲された方としてよく知られていますが、あの「剣の舞」の作曲家、ロシアの「アラム・ハチャトリアン」さんが来日された時才能を認められ、モスクワ音楽学校に留学を薦められました。 2009年は「門倉」さん、私たちの歌集にも掲載させていただいている「おくりもの」の作曲家「林 学」さん「アメージング・グレイス」を作詞された「山ノ木竹志」さんが亡くなられています。    心よりお悔やみ申し上げます。  大島
 
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2011年01月11日

歌ごえはこころの旅日本の歌編

NO206  「私と小鳥と鈴と」  詩金子 みすず  作曲大西 進
  「金子みすず」さんは1903年山口県大津郡仙崎村(現長門市)に生まれています。父親は書店の支店長をされていました。「みすず」さんの本名「金子 テル」さんは23歳の時、父の書店の番頭格であった人物と結婚しましたがこの結婚は幸せではありませんでした。
  「みすず」さんは大正から昭和の初期まで活躍された童謡詩人、彼女は幼いときから詩を書いていたようで20歳の時、「童話」「婦人倶楽部」「婦人画報」「金の星」の四誌に一斉に詩を発表し「西條 八十」さんらから高い評価を得られました。 
 彼女の詩には命あるもの、命ないものにまで優しい視点で飾りや誇張もない思ったままを表現しています。この「私と小鳥と鈴と」にもそれが表れています。 
 『 わたしが両手を 広げても お空をちっとも 飛べないが 飛べる小鳥は わたしのように 地べてを速く 走れない わたしが身体を 揺すっても きれいな音は でないけど あの鳴る鈴は わたしのように たくさんな歌は 知らないよ 鈴と小鳥とそれから私 みんな違って みんないい 』 夫は女性問題を起こし書店を追われ、「みすず」さんは夫についていきましたが、夫の暴力、挙句のはて性病までうつされ、26歳の若さで自ら命を絶ってしまいました。
 「みすず」さんは生涯515編の詩を書かれ「私と小鳥と鈴は」431番目の作品であります。彼女の詩に曲を付けられた方は多く、なかでも全詩に曲を付けられた方の一人があの「青い空は」の作曲で知られている「大西 進」さん、「大西」さんは一つの詩に何曲も作り、詩に流れる優しさに合った曲を発表されています。 きっと「大西」さんも心やさしい方なのですね。  大島
posted by たかピー at 17:19| 大阪 ☀| Comment(0) | 日本の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする