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2011年01月01日

歌ごえはこころの旅 日本の歌編

NO197  「花をおくろう」  作詞森田 ヤエ子  作曲荒木 栄
  NO182の「がんばろう」で少し書きましたが、1953年石炭から石油へとエネルギー政策の転換により、三井三池鉱山は経営合理化と称して希望退職者を募りました。  各職場の割り当てに達しなかった為、会社側は3,464人に退職勧告をしました。 それに従わない2,700人を指名解雇、これに反発した炭鉱労働者と事務職員は共闘してストライキに突入、ストライキは113日に及び、ついに会社側は指名解雇を撤回し労働者側の勝利となりました。  しかし会社の経営は思わしくなく、1959年1月6,000人の希望退職を含む会社再建策を提示しました。 これに対抗して労働者側は無期限のストライキに突入、前回の勝利以後炭鉱労働者の横柄な言動に反発していた事務職員との共闘はありませんでした。  この闘いの中で暴力団のスト破り・組合員への干渉など事件や爆発事故などがあり、1963年の中央労働委員会の表決も会社側の立場に立ったもので 労働者側の敗北となりました。 「花をおくろう」は、この第二次三井三池闘争の最中に知り合った「神谷国善」さんと「宗利周子」さんの結婚のお祝いに「荒木 栄」「森田ヤエ子」さんが作り、1961年結婚式の当日九州合唱団の代表者が合唱したのがこの歌のデビューであります。  歌詞にあります様に二人は様々な困難にあって来ましたが、今も手を取り合って歩んでおられるのではないでしょうか! 大島
posted by たかピー at 13:36| 大阪 ☁| Comment(0) | 日本の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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