ある人が地球から人間が10年間いなくなれば、今の温暖化の問題は解決すると言っています。 この温暖化は、国や企業の責任は免れませんが 私たちにもその責任の一旦はあります。 都市への人口の集中化、地方の過疎化による自然の破壊、ダムを作り山を削って道を作ることが 治山治水と言う形ばかりの対策は、雨が降れば山は崩れ たちまち洪水になる私たちの国日本、本当に悲しいことです。 こんな時、NHKのドキュメンタリーで心温まるご夫婦のことを知りました。 すでにお二人は亡くなられましたが、この歌はそのご夫婦の話がもとになっています。
埼玉県の秩父の山村に住んでいた小林公一さんムツさんご夫婦は、先祖代々棚田の田や畑を耕し生活をしてこられました。 寄る年波に加え 足腰を悪くされて農業ができなくなり、町に出ている息子さんが「もう百姓をやめて一緒に暮らそう」 と言ってくれていましたが、「長年お世話になった田畑をこのまま放って行けない 何とかしなければ」 とお二人で相談され、この田畑に「花木を植えよう」 と決意されたそうです。 それから20年、大変なご苦労をされてお二人で一万本の花木を植えられたそうです。
みなさんもご存知のことと思いますが、フランスのプロヴァンス地方の干上がった大地を40年に亘って木を植え続けた男 エルゼアール・ブフィエの話しは映画にもなり世界中に知れ渡りました。 僕は、小林さんご夫婦はこれにならぶ偉業と思います。 世界の人々が このような心をもてば、人間が一人もいなくならなくても地球を救えるのではないかと、何もできない僕が言える筋合いではありませんが 心打つドキュメンタリーでした。 大島
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