私たち歌声喫茶の世代、ロック、そしてフォークソングの世代は それぞれ主張するものがありました。 普通のサラリーマンや工員、学生が生活の改善、物価の値上げ反対・安保条約反対・沖縄・小笠原の返還・ベトナム戦争反対で、デモ行進をした帰りに歌声喫茶で革命歌や労働歌、ロシア民謡などを歌っていました。 そのあとヘルメットをかぶり 顔を隠し角棒をもった人たちが現れ、多くの人たちがその輪から離れていきました。 多から個への時代に変わり、若者たちは自分の主張を ギターを持って歌で表現していました。 物が大量生産から高品種多品目へと変わっていったのと期を一にします。 フォークのあとカラオケが流行り個人が主役の時代になりました。 売れれば何でもの風潮は歌の世界も同じです。 今もその風潮は続き、若い人の歌は なんだか外国人が歌っているように感じているのは 私だけではないでしょう。 今の日本には悲しいことに毎日凶悪な犯罪が起きています。 みんなが美しい歌を歌えばこんなことは起きないのでは?、自分主義ではなく他人を大切にする心をも持つことの大切さを知って欲しいと思います。 かつては、世代を越えて故郷を愛し、親兄弟を愛し友達を愛する歌が数多くあったと思います。
この「私の四季」はこんな思いをこめて作りました。 大島
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